「家庭のDIYで溶接をしたい」「溶接って設備揃えるだけでもハードルが高そう…」「家で使えるおすすめの溶接機は何?」
鉄で作ったキャンプギアや家具は武骨な雰囲気があってかっこいいですが、溶接が必要となることがほとんどで、ハードルが高く感じてしまい諦めてしまう人が多いです。
溶接でDIYしたいけど特別な作業場所が必要なんでしょ?
厳しいなあ…
大丈夫!溶接は家で出来るよ!
溶接と言えば工場など限られた場所でしか出来ないイメージがあるかもしれませんが、実は家庭にあるコンセントで使える溶接機もたくさんあります。そこでこの記事ではおすすめの家庭用溶接機を3種類紹介します。
家庭用溶接機は3種類から選ぶ
一口に溶接機と言っても様々な種類があります。
- 交流アーク溶接機
- 直流インバータ溶接機
- ノンガス半自動溶接機
それぞれに特徴があるので自分に合った溶接機を選びましょう。
タップでそれぞれの解説が読めます。
交流アーク溶接機
一般的な溶接機で溶剤には溶接棒を使用します。
安価で頑丈なのが特徴で長持ちもします。
ただし安定した溶接を行うには技術が必要で練習する必要があるでしょう。
練習する時間もあるならおすすめ!
以下の記事で交流溶接機の特徴を詳しく解説しています。
直流インバータ溶接機
交流アーク溶接機と同じく溶接棒を使用する溶接機です。
インバータ制御により薄い板の溶接も可能となっています。
アークを発生させるのが容易で、交流アーク溶接機に比べると扱いやすいです。
しかし値段は上がるので練習するのが面倒であるならばこちらのタイプを購入するのも良いでしょう(どちらにせよ少しは練習が必要だと思われますが)
扱いやすさを求めるならこれ!
以下の記事で直流溶接機の特徴を詳しく解説しています。
ノンガス半自動溶接機
上記2つとは違い溶剤にワイヤーを使用する溶接機です。
トーチと呼ばれる鉄砲型の持ち手のスイッチを押すことによりワイヤーが先端から出てくる仕組みで、これが最も扱いやすい溶接機で間違いないでしょう!
これは本当に使いやすい!その代わり高い!
結局どの溶接機を選んでも練習は必要!簡単ではない
上記3つの溶接機の特徴を簡単にまとめると、
- 職人向きが交流アーク溶接機
- バランス型が直流インバータ溶接機
- 初心者向きがノンガス半自動溶接機
となります。
しかしどれを選んでも結局はある程度の練習が必要です!
これが100V溶接機の実力!家庭用おすすめ溶接機を厳選!DIYに最適
- 交流アーク溶接機
- 直流インバータ溶接機
- ノンガス半自動溶接機
それぞれのおすすめをひとつずつ紹介します。迷わないように敢えてそれぞれ一つに絞りました。(あくまで家庭で使用することを基準としています)
僕の主観なので正解って訳ではないですが、
一応プロの意見なので参考にしてね!
HITBOX:交流アーク溶接機
まずは安価で頑丈な交流アーク溶接機から。
HITBOXの溶接機は重量約2キロとめちゃくちゃ軽いです。
機械が軽いと作業がかなり捗ります!
肝心の溶接ですが電源が100Vとは思えないほどのパワーを発揮してくれます!
電流が大きいとその分アークも発生させやすいので初心者でも比較的早く慣れると思います。
家庭でのDIYなら充分すぎる性能なので後は腕次第!
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※以下の記事でおすすめの交流アーク溶接機を紹介しています。
スズキッド:直流インバータ溶接機
溶接機で有名なスズキッドの直流インバータ溶接機。
たくさんの人から評判が良いです!
こちらも家庭で使用するなら充分な性能を持っており、初心者が始めて溶接する場合でもインバータのおかげでなんとかなりそうな感じです。
あなたが、練習する時間が惜しい!と思っているならおすすめです!
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※以下の記事でおすすめの直流アーク溶接機を紹介しています。
スズキッド:ノンガス半自動溶接機
半自動溶接機も先ほど同様スズキッドの溶接機をおすすめします。
スズキッドは日本製で品質が良く、信頼性が他とは桁違いです。迷ったらスズキッドにしましょう。
また、半自動溶接は上記2種類に比べると簡単なので、初心者でもすぐに慣れます。
そのため僕はこれを一番に推します!
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【高待遇が多い!】工場・製造業専門転職サイトはこちら
この記事を読んでいるあなたは、『仕事で溶接経験がある』か『溶接に興味がある人』だと思います。
仕事で溶接をしている方で、現在勤めている会社の待遇に不満を感じているなら転職も視野に入れるべきです。
同じ仕事内容でも会社で全然待遇って変わりますよね。思い切って転職したほうが人生豊かになるかもしれません。
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家庭で溶接をする前に|安全にDIYするためにしっかり準備を
早速溶接!と行きたいところですがまずはしっかりと準備しましょう。
あんなに硬い物質を簡単に加工できる分溶接にはたくさんの危険も伴います!
- 火傷
- 光による目へのダメージ
- じん肺
- 感電
こんなにあるの?溶接怖い…
大丈夫。しっかりと対策すれば危険は無くなるよ!
怪我をしない為にもしっかりと危険と対策を理解し、怪我を防ぎましょう!
①溶接で一番多いのが火傷!皮手袋を着用しよう!
溶接は、何百度という想像できない高温で鉄を溶融させています。
そんな温度で加工した鉄なんて素手で触ることができませんし、溶接中は火花が飛散します。
家庭用なら電流も低いため火花もそこまで飛散しないですが、溶接直後の鉄は非常に熱くて素手で触ると火傷してしまいます。皮手袋を着用しましょう。
溶接直後の鉄には素手で絶対触れない事!
皮手袋は安いので十分です。
※以下の記事で溶接での火傷を防ぐ方法について詳しく解説しています。
②溶接の光は目を焼く!遮光面は必須アイテム!
溶接中は直視できない程の光が発生します!
その威力は肉眼で直視すると目を焼く程。光で目を火傷してしまうんです。
目を開けてられない程痛くなりますよ!
少し光を直視してしまった程度なら目が眩むだけですぐに元に戻りますが、溶接中は写真のような遮光面を使用しましょう。というかこれがないと溶接中なにも見えないので必須アイテムです。
遮光面も安いやつで十分です!
DIYなら上記の安い奴で十分ですが、世の中にはたくさんの種類の遮光面があり、見るだけでも面白いです。
中にはおしゃれに特化したものもあり、人によってはモチベーションが上がると思います。
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③溶接中はヒュームを吸引しないようにしよう!
溶接作業中『ヒューム』という写真のような煙が発生します。
高温で蒸発した金属が冷却されて発生する微細な粉塵のこと。
人体に非常に有害で、溶接ヒュームを多量に吸引すると、塵肺になる可能性が高まります。
溶接中は換気をすること。
あとは防塵マスクを着用すること!
怖いイメージがありますが難しい対策ではありません。マスクは面倒ですがしっかり着用しましょう。
DIYなら使い捨てのマスクで十分です。
※以下の記事でヒュームについて詳しく解説しています!
④感電に注意しよう!
溶接は電気を利用するので勿論感電の危険があります。
雨の日や汗をたくさんかく夏は感電しやすい!
体の水分を拭き取ることが大事だね。
また、ボディーアース(電気を地面に流す)をしっかりと繋ぎ、あとは配線の中身がむき出しになっていないかしっかりと確認しましょう!
※詳しくは以下の記事で解説しています。
まとめ:家庭用100v溶接機の実力を侮るな!あればDIYの幅がかなり広がる!
以上3種類の溶接機を紹介しました。
それぞれ特徴は違いますので目的に合わせたご検討を…と思います。
溶接は勿論、鉄のDIYができるようになれば作れるものの幅が格段に広がります。
例えば自分は鉄筋をベースにキャンプ用のランタンスタンドを製作しました。
DIY入門者の方は第一歩として溶接機の購入を検討してみてはいかがでしょうか。