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DIYに欠かせない!コンベックスの使い方。使いこなせばなんでも測れる!

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DIYなどで綺麗にものづくりを行うのに重要なのが寸法管理です。

その寸法管理で役立つのが『コンベックス』です。

コンベックスとはメジャーの1種で、テープ(目盛りが書いてる部分)が布製ではなく金属製なのが特徴です。

このコンベックス、普通のメジャーと同じく測定器具なのですが、テープが金属だからこその使い方があります。

今回はコンベックスの使い方を紹介します。

メジャーとの使い分けが出来ればDIYのレベルアップにつながるので是非参考にしてください。

他にも精度向上に役立つのがさしがねです。以下の記事で使い方を解説しています。

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コンベックスの形状や特徴

コンベックスの各部の紹介です。

コンベックスの各部名称

湾曲上のテープには目盛りが記されており、2M~5.5Mの長さが一般的です。目盛りは㎜単位が基本ですが半分はフィートが記されている物もあります。

テープは何も負荷をかけなければ自動で本体に巻き取られます。新品だとすごい勢いで巻き取るので手を切るなど注意しましょう。

テープの先端には爪が付いており、引っ掛けたりすることができます。

コンベックスには基本的にテープ出入り口の上部にロック機能が備わっており、これを使えばテープの巻き取りを止めることが出来ます。

テープ出入口の下にテープを押さえるボタンが付いていることがあります。

コンベックスを使った5つの測り方

コンベックスには金属製のテープや爪を利用した4つの測り方があります。

  • 引っ掛けて距離を測る
  • 当てて距離を測る
  • 折り曲げて距離を測る
  • 100逃がしで測る

ひとつずつ説明します。

引っ掛けて距離を測る

コンベックスの最も一般的な使い方がテープ先端に付いている爪を引っ掛けて測定する方法です。

コンベックスは基本的に爪を引っ掛けて測定する

距離を測るだけでなく部材への切断線や取り付け線を書き込むのにも便利です。

爪が変形していると正確な測定ができないので丁寧に扱いましょう。
また、引っ張ったときにテープが弛んでいないかも確認しましょう。

当てて距離を測る

爪を測定点に押し当て、そこを基点に測定することも可能です。

コンベックスは爪を押し当てて測定することが出来る

引っ掛ける所が無い場合や、箱状の内寸を測定する場合に使います。

この方法も上記同様爪の変形が無いことを確認してください。

折り曲げて距離を測る

コンベックスの構造上、本体がぶつかってしまい測れない場合があります。

この場合はテープを余分に伸ばし、折り曲げることで本体を逃がすことができます。

コンベックスはテープを折り曲げて測定することができる

ただし上記2種類の測定方法に比べて正確な数値を読み取るのが難しいので、おおよその寸法が知りたいときに使いましょう。

ちなみに測定している物はキャンプ用に自作したスパイスボックスです。製作記録は以下の記事で読むことが出来ます。

100逃がしで測る

覚えておくと便利なのが100逃がしです。(正確な呼び名かは不明です)

例えば、部材に線を書いたとして、その線から何㎜の所に線を書きたいとします。

この場合線を基点に寸法を測り印を付けるのですが、爪を基点に合わせると厚みがあるため誤差が生じる可能性があります。

そんな時はテープ目盛りの100(10㎝)を基点に合わせることで正確な印をつけることができますよ。

目盛りを100mm逃がした分、測定時は本来の寸法+100㎜が正しい数値となるので注意。

例えば画像のように、部材に書かれた線から100㎜に位置に新たな線を書きたいとします。

コンベックスの使い方 線を基点にする場合は爪ではなく目盛りの100mmを合わせると精度が出る

この場合は目盛りの100mm+線を書く位置100mmで200㎜の部分に印を付ければ良いという事になります。

別に逃がす数値は100㎜にしなければいけない決まりはないのですが、100なら足しても計算しやすい・爪から近いなどの理由から1番効率が良いと思います。

テープは基点に対して垂直に

どの測り方でも意識したほうが良いのがテープを基点(爪を引っ掛けたり当てた点)に対して垂直に伸ばすことです。

これが出来ていないと正確な測定はできません。

短い距離だとそこまで誤差は出ませんが、距離が長くなるほど誤差は大きくなっていくのでその場合は特に注意しましょう。

円形の物を測る場合

円形の物を測る場合は、基点から垂直に伸ばすのは難しいですよね。

この場合はコンベックスを前後に振り、1番長い距離になる部分が正確な数値です。

コンベックスで円形の径を測る場合の方法

外径・内径どちらの測定にも使えるテクニックなので覚えておくと便利ですよ。

曲面を測るのは苦手

コンベックスが苦手とするのは曲面の測定です。

湾曲したテープは自立可能で便利ですが、曲面に沿わせようとするとテープが折れてしまい正確な測定をするのは難しいです。

コンベックスは曲面を測定するのが難しい

曲面の測定などにはテープが布やビニールのメジャーを使用したほうがいいですよ。

コンベックスはテープ幅で選ぶ

コンベックスには様々な種類がありますが、テープ幅で決めると良いと思います。

テープ幅が細すぎるとすぐに折れ曲がって自立してくれないし、テープ幅が太すぎると本体がごつく重くなってしまいます。

おすすめの幅は16~19㎜です。テープの扱いが比較的簡単なので万能に使うことが出来ます。

まとめ:コンベックスを使いこなす!

コンベックスの使い方について話しました。

用途と要点のまとめ
  • 引っ掛けて測る
  • 当てて測る
  • 折り曲げて測る
  • 100逃がしで測る
  • 爪やテープの歪みに注意
  • 局面を測るのは苦手
  • テープ幅は16~19㎜がおすすめ

コンベックスは単純な測定器具ですが応用することで使用する幅が広がるので今回の内容を頭に入れておくと活用できる時があるかもしれませんね。

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