各メーカーから保温・保冷力の高い水筒が販売されていますね。
一般的な水筒は気密性を高める為にパッキンが入っていますが、これがうまく合っておらず、カバンの中で水が漏れて着替えがビショビショに濡れた苦い思い出があります。
構造上こんなことが起きる時もある…仕方ない…と思っていたのですが、象印から販売されているTUFF(タフ)シリーズのSM-ZA
は、業界初のシームレスせん(パッキン無し)のステンレスマグであることを知りました。
パッキンが無いってことはかなり扱いやすいのでは?そう思った我が家はこのステンレスマグを即購入。
結論から言うと思った通りの扱いやすさに大満足でした。3年経った今でも愛用しています。
ということで今回はTUFF SM-ZAのレビュー記事となります。個人的に感じたメリット・デメリットを書いていくので是非参考にしてください。
象印 TUFF SM-ZAさくっとスペック紹介
TUFF SM-ZAのスペックをさくさくっと紹介します。
- サイズ:360ml(SM-ZA36)、480ml(SM-ZA48)、600ml(SM-ZA60)の3種類
- 本体重量:200g、230g、260g
- カラー:ミントブルー(AM)、ストレートブラック(BM)、ペールオーキッド(VM)/、ペールホワイト(WM)の4種類
※60サイズはブラックとホワイトのみ
大きな特徴はシームレスせんでパッキンが無いこと!
SM-ZAシリーズの最大の特徴は業界初のシームレスせんでパッキンがない事です。

ズボラな自分はパッキンがあると分解して洗うのも面倒だし、蓋を閉めるときもパッキンが落ちてイラッとしたこともありました(笑)
最悪紛失してしまう…なんてことも考えられますね。
しかしこの手のものはパッキンが必須なのだと思い込んでいたので「まあ仕方ないよな〜」と思っていました。
そんなときに現れたのがSM-ZAシリーズ。蓋自体がパッキンの役割をしているので部品は本体と蓋のみなんです。

ペットボトルのように蓋を閉めるだけで密閉することができるので凄い楽です。

まじでこれは良い!
大人気で売り切れ続出のようです…
象印 SM-ZAシリーズの4つのメリット
SM-ZAシリーズのメリットは4点。
- 部品が少ない分洗う手間が減る
- 保温、保冷力は勿論高い
- 万人受けするシンプルなデザイン
- 飲み口の口当たりが良い
それぞれ解説します。
部品が少ない分洗う手間が減る
何度も言うようにSM-ZAシリーズはパッキンが無く、蓋と本体のみの構造です。
自分が元々持っていたボトルは蓋、パッキン抑え、パッキン、本体の4つの部品から成る構造でした。

これに比べると部品が2つも減り、洗うのも楽だし使いやすさも格段に向上しました。
保温、保冷力は勿論高い
勿論保温、保冷力も高いです。
公式に保温、保冷力の参考が記載されていました。
36サイズ:95℃の熱湯が6時間後でも66℃以上/4℃の冷水が6時間後でも9℃以下
48サイズ:95℃の熱湯が6時間後でも71℃以上/4℃の冷水が6時間後でも8℃以下
60サイズ:95℃の熱湯が6時間後でも73℃以上/4℃の冷水が6時間後でも8℃以下
出典:amazon商品ページ
パッキンが無いから保温、保冷力が下がるなんてことはなさそうです。
さすがは象印さんの品質です。
この記事の後半で実際に保冷力を検証しているので参考にしてくださいね。
万人受けするシンプルなデザイン
SM-ZAシリーズはシンプルで万人受けするデザインも魅力だと思います。
我が家はペールホワイトを購入したのですが、真っ白な中に象のマークがワンポイントであるだけでかなりシンプルです。

ワンポイントの象さんマークが可愛いです。


やっぱ今の時代ボトルもおしゃれにね。
※象さんマークの裏側には注意書きのシールが貼ってあります。

飲み口の口当たりが良い
SM-ZAシリーズの飲み口は丸みを帯びているのでやさしい口あたりで飲むことができます。

洗う時も手に優しくて良いですよ。
大人気で売れまくっているようです。在庫が切れる前にゲット!
SM-ZAシリーズのデメリット
SM-ZAシリーズは買って満足ですが、デメリットも少なからず感じました。
- 蓋裏の溝だけ洗いにくい
- 本体に傷がつきやすいかもしれない
こちらもそれぞれ説明します。
蓋裏の溝だけ洗いにくい
SM-ZAシリーズはシームレスせんでパッキンが無い為、洗う部品も少なくて楽なのですがその分蓋裏の溝が深く、普通のスポンジでは完全に洗いきれていないような気がします。

この部分を洗うためには綿棒など、細い棒状の物を使いましょう。

この点については少し手間に感じました。しかしよく考えると他のボトルだってそうですよね。そう考えれば特に気にすることもありませんし、実際全く問題ありません。
キャリータンブラータイプは洗いやすさ重視
象印のシームレスせんにはいくつか種類(形状)があり、その中にキャリータンブラータイプというものがあります。
こちらはタンブラーに蓋をはめ込む構造で、洗いやすさ重視ならこちらがおすすめです。
使ったことはありませんが、口コミをまとめると
- 蓋がめちゃくちゃ洗いやすい
- 飲み口が広く、本体も洗いやすい
- 飲み口周辺のネジ部にたまったドリンクを拭き取らないと蓋をする時に滲み出てしまう
- なんなら傾けるだけで漏れる(漏れないという声もある為真偽不明)
- 飲み口が常に露出している為場合によっては不衛生
などのメリット・デメリットがあるようです。
とにかく洗いやすさ重視ならこちらがおすすめです。しかし持ち運ぶことが多いならスクリュータイプをおすすめします。
洗いやすさ重視ならこれもおすすめ!
クリーンカンティーンのボトルも洗いやすさに定評あり
ボトルの洗いやすさを最重視するならkleankanteen(クリーンカンティーン)から販売されているインスレートTKワイドがおすすめです。
通常のボトルは本体外側と蓋の内側にネジがあり締める構造ですが、クリーンカンティーンのインスレートTKワイドはそれが逆になっていてそれが洗いやすさを発現させています。
以下の記事で詳しく紹介しているので是非読んでみてください。

本体に傷がつきやすいかもしれない
我が家でこのボトルを買う前にネットで情報収集していたところ、1回持ち歩いただけで本体に傷がついた。という声を聞きました。
正直、使い方悪かったんじゃ無いのー?と思っていたんですが、我が家のボトルちゃんも初の外出から帰ってくると傷がついていました。
分かりにくいですが円の中に傷が付いています。

確証はないですが、素材上傷がつきやすいのかもしれません。

ブラックだと更に目立つかも…?
傷つくのが嫌であれば慎重に扱った方がいいかもしれません。
SM-ZA48の保冷力を検証
さて、気になる保冷力の検証です。
いくら扱いやすくても結局保冷力が無かったら使いたくないですからね。
公式によると、20℃±2の室内に4℃の水を入れたボトルを置き、6時間放置した場合でも9℃以下を保っているようです。
家に水温計が無かったので、今回は朝に氷水を入れておき、どれくらいの時間で氷が無くなるのか検証してみました。
まず午前7時頃に氷水を入れました。


さあどれくらい持つのかな〜?
5時間半後…ボトルを開けてみると氷は溶けて無くなってました。

公式の検証室温が20℃だったのに対して、今回は24℃であったことや、氷の量の違いなど条件は違いましたが、公式の情報に嘘は無さそうですね。
それに、氷は無くなっていましたが水は充分冷たくておいしかったです!

さすが象印!
保温力も抜群!!
我が家には乳児がいるのですが、外出先でミルクを作るのにこのボトルが大活躍しています。
朝に入れた熱湯が夜でも驚くほどにアッツアツなんですよね。しかも蓋しかないので哺乳瓶にも注ぎやすいです。何かと外出が多い僕達にはとてもありがたいボトルです。
まとめ:これからはシームレスせんの時代!
象印から販売された業界初のシームレスせん、SM-ZAシリーズのレビューでした。
- 部品が減って扱いやすさが増した
- 有名メーカー商品で勿論高品質
- 洗いにくいかもしれないが問題なし
このシームレスせん、今かなりの大人気のようで売れまくってるようです。在庫が切れる前に購入した方がいいかもしれません!