寒くなってきましたね。
寒い時はカイロを体の至る所に貼り付ける方もいるのではないでしょうか。
冬キャンプでも活躍するよね。
このカイロですが、よく見る使い捨てのものではなくプラチナを触媒として熱を発生させるハクキンカイロというものがあります。
今回はこのハクキンカイロを紹介していきます。
味のある暖房器具ですので是非参考にしてください。
ハクキンカイロとは
ハクキンカイロとは、ベンジンを燃料としたカイロです。
燃料と言っても直接ベンジンに火をつけて燃やすわけではありません。
まず、マッチやライターを使って火口(ほくち)と呼ばれる部分に熱を与えます。
すると、帰化したベンジンとプラチナ触媒が化学反応を起こし、その時発生する熱を利用する。というのがハクキンカイロの仕組みです。
ちなみにハクキンという名前はプラチナ(白金)から来ているようです。
ハクキンカイロの特徴
ハクキンカイロはハイパワーで低燃費なのが特徴です。
熱量は使い捨てカイロの約13倍と温かく、発熱温度も一定で、使い捨てカイロのようにだんだん冷めてくることはありません。
そして、たった25mlのべンジンで最大約24時間保温できるという燃費の良さも兼ね備えています。
それに、使い捨てじゃないのでゴミが出ないというメリットもあります。
火器なので取り扱いには注意
ハクキンカイロは火と燃料を取り扱う為、一歩間違えると災害になりかねません。
取り扱いはもちろん、保管する時も安全な方法で行いましょう。
ベンジンじゃなくホワイトガソリンも使える
ハクキンカイロの燃料として使うベンジンは割高というデメリットがあります。
例えば、ハクキンカイロの指定ベンジンであるエビスベンジンは500mlで約1200円。
毎回25ml使うとして、500ml÷25ml=20回で全て使い切ることになります。
1200円÷20回=60円/回なので、単純計算で一回60円の燃料代がかかるということになります。
これだと燃費が良いとはいえ維持費は嵩張りますよね。
これを解決する方法があります。ベンジンの代わりにホワイトガソリンを使うことです。
ホワイトガソリンとは精製度の高いガソリンで、劣化することが無いので長期保存も可能な燃料。
ランタンなどにも使う燃料なので既に所有している方も多いと思います。
例えば、コールマンのホワイトガソリンリンクだと1Lで約1000円。
比較しやすいようにすると500mlで約500円となり、ベンジンに比べて半額以上であることがわかります。
1回の金額を計算すると、500円÷20回=25円/回となりますよ。
いずれにせよ、ホワイトガソリンは多くの使い道があるので既に持っている方はカイロにも流用していいと思います。
火口(ほくち)は定期的に取り替える
ハクキンカイロでメンテナンスが必要なパーツが火口(ほくち)です。
火口はカイロの熱を発生させる重要なパーツで、どうしても経年劣化してしまうので定期的に交換する必要があります。
交換目安は1〜2シーズンです。
ハクキンカイロはZIPPO(ジッポー)からも
このタイプのカイロはライターで有名なZIPOOからも販売されています。
スペック的にはほとんど変わらないのでお好みで選ぶといいでしょう。
充電式のカイロも
カイロには電力を利用したタイプのものも存在します。
USBで充電し、電力で発熱することができます。
更にモバイルバッテリーとして、スマホを充電することもできるので多岐にわたる実用性が特徴です。
それに燃料や火器も不要なので安全性にも優れていますね。
以下の記事ではその他のUSB充電式の暖房を紹介しています。興味があれば読んでみてください。
まとめ:使い捨てカイロより味がある!
ハクキンカイロについて話しました。
- 使い捨てカイロの13倍の熱量
- 燃費も良い
- 燃料はホワイトガソリンも使用可能
- 火口のメンテナンスが必要
無骨な見た目で使い捨てカイロよりも味があるハクキンカイロリンクは環境にも優しく、おすすめですよ。