猪と言えばどんなイメージでしょうか?
最近だと鬼○の刃に登場する伊○助を想像しますか?
度々目撃情報をニュースで見かける猪ですが、襲われるとひとたまりもありません。
実際、農作業中にイノシシに襲われ死亡した。というケースも起きています。
キャンプや山菜狩りなどで猪に遭遇する可能性もあり、キャンパーなどアウトドア好きには怖い存在ですね。
キャンプはよく行くから怖いな…
そんな猪ですが、出会ったらヤバイかと言われると実は違って、ちゃんとした対処法が存在します。
万が一猪に出会った時、この記事で紹介する知識を活用すれば襲われるリスクも減るので、是非参考にしてくださいね。
猪の能力(スペック)と生息地。北海道にはほぼいない
日本に生息する猪はニホンイノシシとリュウキュウイノシシの2種類。
名前の通りリュウキュウイノシシは沖縄にのみ生息するイノシシで、体長は90〜140cm、体重が最大で60kg程度となります。
一方、沖縄と北海道以外に生息するのがニホンイノシシです。ニホンイノシシは体長140cm〜170cm、体重が90〜100kg程と、リュウキュウイノシシよりも一回り大きいサイズとなります。
猪は北海道にはほとんどいないようだよ!
猪のスピードや跳躍力
猪は脚力が強く、走れば時速45km程のスピードを出し、跳躍すれば助走無しで1Mほどジャンプすることができます。
時速45kmというとイメージしにくいですが、人類最速であるウサイン・ボルトですら時速36km程です。人間よりも断然速いということがわかりますね。
また、猪の物凄いスピードでの突進から、猪突猛進という四字熟語が生まれました。
猪突猛進。こう聞くと猪は確かに速いがまっすぐにしか走れないのでは?と思うかもしれません。
しかし実際には身の前にいきなり障害物や危険が現れてもすぐさま急ブレーキ&方向転換をすることができるようです。
猪に突進されると成人男性でも吹き飛ばされる威力なので到底敵わないですね…。
また、猪は走りだけでなく、泳ぎも得意で犬掻きで30kmを泳ぐこともできるようです。
猪の力の強さ
猪は鼻先で70kgの物を持ち上げることができます。
鼻先で!?
また、指なんて簡単に噛みちぎれるくらい顎が強く、更にオスは鋭い牙が生えており鼻先をしゃくり上げるようにして攻撃する場合があります。この時に牙の位置がちょうど成人の太ももの高さに当たるため、下手すると大腿動脈を裂かれて大出血の危険があります。
ひえー…。
猪の五感
猪の味覚、触覚以外の五感は
- 嗅覚:犬並に鋭い。
- 視覚:悪い。人間でいうと0.1以下
- 聴覚:超音波も聞き取れる
と、嗅覚と聴覚に優れています。
目が悪いのはちょっと意外ですね。
猪も人間が怖い!出会わない為に存在を知らせる
猪は警戒心が強く、人間の存在に気づけば逃げる筈です。
猪からしても人間には出会いたくないんだね。
まずは猪に出会わない為に、声や音で人間がいるぞと知らせることが効果的です。
熊除け用の鈴や笛は猪にも有効ですよ。
ネットで人気の鈴
今はボタンを押すだけで笛の音を発することができる電子ホイッスルも販売されています。
その他にも対策はありますが、詳細は以下の熊対策の記事に書いてあります。
猪に遭遇した場合絶対に刺激しない!
もし万が一猪に遭遇してしまった場合、決して猪を刺激して興奮させてはいけません。
猪に出会ったらまずはゆっくりとその場を離れることが先決です。
猪がこちらを警戒し、見ている場合は目をそらさずに後退りしながら立ち去りましょう。
決して背中を見せて走って逃げてはいけません。逆に追いかけてくる可能性が高いです。
猪に追いかけられたらまず追いつかれる…!
また、大声を出したり、石などを投げつける行為も猪に攻撃される原因となります。
猪は冬眠しない!活動時間は?
猪は気温がある程度高い地域で生息することと、冬が繁殖期ということもあり冬眠しません。
その為、寒い地域に猪は住まないので北海道に生息していないという訳ですね。
活動時間は基本的に昼行性ですが、警戒心の強い猪は人間が活動している時間を避ける為に夜間に行動をすることも多いようです。この為、猪は夜行性と思われるみたいです。
猪は相当人間が嫌いなようです…
まとめ:猪も人間が怖いので刺激しないこと
猪の生態や対処法について話しました。
- 猪は北海道にいない
- 猪も人間が怖い
- 猪も人間が怖い
- まずは出会わない対策を
- 遭遇した時は絶対に刺激しない
猪はよほどの事が無ければ攻撃してくることはありません。
焦らず冷静に対処すれば猪に刺激を与えずやり過ごすことができます。