寒い季節の心強い味方である電気毛布。自宅はもちろん、冬キャンプでも活躍するアイテムですよね。
暖かくて電気代も安く、本体料金もそんなに高くないので愛用している方は多いはずです。

電気毛布最強!寝ている間はつけっぱなしです!

ちょっと待って!電気毛布は確かに優秀だけど使い方を間違えれば危険な道具でもあるんだよ!
優秀な電気毛布ですが、使い方を誤れば体へ大きな悪影響を及ぼすことがあります。

最悪の場合死に至ることも…

え?そうなの?知らなかった…。
今回の記事では電気毛布をつけっぱなしで使った時に起こる体への悪影響を解説していきます。電気毛布を愛用している方やこれから導入しようと考えている方は是非参考にしてください。
電気毛布のつけっぱなしによる体への悪影響

電気毛布のつけっぱなしによる体への悪影響は以下の3つが考えられます。
- 乾燥や脱水症状
- 低温やけど
- 睡眠の質の低下
それぞれ詳しく紹介していきます。
乾燥や脱水症状
電気毛布をつけっぱなしにして寝ることで熱がこもり乾燥の原因となります。
肌だけでなく喉や鼻の粘膜も乾燥してしまうため、風邪もひきやすくなりますし、熱がこもり通常より多くの汗をかくことで脱水症状を引き起こしてしまう可能性もあります。
脱水症状になると体内の水分の量が少なくなり、血液がドロドロになって心筋梗塞や脳梗塞に繋がる可能性があります。そうなると最悪死に至る危険が。

脱水症状はとても危険ですよ。

電気毛布って怖…。
低温やけど
電気毛布をつけっぱなしで寝てしまうと低温やけどの危険性もあります。
低温やけどは体温よりも少し高い温度に長時間触れることで起こります。範囲も広く、後も残りやすいため厄介ですよ。

普通のやけどと違って気づきにくく、知らぬ間に火傷していることがあります。
起きている時なら、少し熱さを感じた時に体の向きを変えれば済むのですが、寝ていると低温やけどを起こしていても気づきにくいです。
国民生活センターによると42度でも6時間程度接触していると低温やけどを引き起こす可能性があるそうです。比較的低温でも引き起こる火傷なので、電気毛布をつけたまま寝ないようにしてください。
睡眠の質の低下
電気毛布をつけっぱなしで寝ることで睡眠の質の低下にもなります。
人は眠りにつくと徐々に体温が下がってきます。体温が下がることで、副交感神経が優位になり、リラックス状態に入っていくからです。
しかし、電気毛布をつけっぱなしにして寝てしまうと体温は温かいままとなり、これだと上手く副交感神経に切り替わらず、交感神経のスイッチが入ったままになってしまいます。
交感神経が優位に立っていると興奮状態となり、深い眠りにつくことができません。そのため長時間寝てもなかなか疲れが取れず、疲労感が残ったままとなってしまいます。
つい電気毛布を使用していると、気持ちよくて寝落ちしてしまうこともありますが、こういった危険性がありますので、避けるようにしてください。
電気毛布を使う時の注意点
電気毛布を使う時の注意点は2点です。この2つのポイントを参考にして、体への悪影響を防いでください。
- 寝ている時につけっぱなしにしない
- 寝る時に「強」を使用しない
それぞれ詳しく紹介していきます。
寝るときに使用しない。
上記の危険で共通するのが寝ている時に電気毛布をつけっぱなしにして使ったときに起こるという点です。
従って、電気毛布は寝る直前には電源を切るようにしましょう。寝ている間もつけっぱなしにしてしまうと、上記で紹介したような悪影響を引き起こします。

寝る直前に切るって難しくない?

あらかじめ布団を暖めるか、タイマー機能があれば便利だよ!
寝る直前に電気毛布を切るのは難しいかもしれません。そういう時は布団に入る30分前程度に電気毛布の電源を入れておき、布団の中を暖める方法がおすすめです。
30分も経てば布団の中は充分に暖まるはずなので、電源を消しても寒くて寝られないということは起こりにくい筈です。
また、タイマー機能があると自動で電源を切ることができるので便利ですよ。
タイマー機能付きで人気の電気毛布がこれ!
「強」を使用しない
ほとんどの電気毛布には、「弱、中、強」といった温度のレベルがあります。上記で紹介したような悪影響を防ぐためにはなるべく電気毛布の「強」を使用しないようにするといいでしょう。
これだけでも上記のリスクを低減できますし、電気代の節約にもなります。
まとめ
電気毛布のつけっぱなしによる体への悪影響と電気毛布を使う時の注意点を紹介しました。
寒い季節は電気毛布を使う機会が増えますが、意外と危険も多いので使い方には充分注意してください。
電気毛布を上手く使いこなして寒い冬を乗り越えましょう。
