指や手に棘が刺さった経験は誰もがあるはず。
僕はキャンプやDIYが趣味なのですが、キャンプの中での薪割りやブッシュクラフト、DIYでは木材を加工する時に棘が刺さる可能性は充分にあり得ることです。
棘が刺さると見えてるのになかなか抜けなかったり、見えないけど触るとちくっとしたり結構鬱陶しいですよね。
この時に、五円玉があれば簡単に棘を抜くことができるって知っていましたか?
今回はその方法を解説します。また、他の方法も紹介するので是非参考にしてください。
五円玉を使った棘の抜き方、見えないとげにも効果的
五円玉を使った棘の抜き方は警視庁災害対策課で紹介されていました。
東日本大震災などの災害現場で木材等の撤去作業時にトゲが刺さったことがあります。そんな時に、トゲを抜く方法として五円玉などを利用しました。五円玉の穴を患部に強く押し当て、トゲを浮き出しトゲ抜きで抜くだけです。指先など柔らかい部分には有効です。ぜひ、試してみてください。 pic.twitter.com/qpZrR2H0cA
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) February 26, 2019
棘を中心にし、五円玉の穴を患部に強く押し当てるとトゲが浮き出てくるので、トゲ抜きで抜きやすくなる。というイメージです。
五十円玉でもOK!
患部を囲って圧迫することでトゲを浮かび上がらせることができるんですね。角栓取りと同じ原理です。
トゲが見えない場合でも、チクチクする部分を中心に圧迫すれば出てくる可能性も高いです。
トゲを抜く時はトゲ抜きが無くても、ピンセットや毛抜き、場合によっては爪で抜くことも可能です。
また、トゲ抜きなどの道具を使う場合は念の為道具の消毒を行っておくと安心です。
この方法は自分でやるとやりづらいので、誰かにやってもらう方がより簡単に抜くことができますよ。
お湯で暖めるとより抜けやすくなる
皮膚が柔らかいとより抜けやすくなります。
なかなかトゲが抜けない場合は洗面器などに火傷をしない程度のお湯を入れ、皮膚がふやけるまで患部を浸けてから、再度試してみてください。
その他の方法
五円玉を使う以外の方法もあります。
- はちみつを塗る
- 梅干しを塗る
- 針を使う
- テープで剥がす
それぞれ説明します。
はちみつを塗る
はちみつを塗って5〜10分程度待つと、はちみつが潤滑油の役割を果たし、トゲが抜けやすくなるなるそうです。
はちみつには組織再生を助ける働きや抗菌作用もあるので至れり尽くせりです!
梅干しを塗る
梅は塩分を多く含んでおり、水分を体から逃して腫れを引かせる為、トゲが抜けやすくなるそうです。
患部に塗ってその上から絆創膏等を被せて5時間程するとトゲが浮き上がってきて抜けやすくなります。
5時間…正直あまり実用性はないかも(苦笑)
針を使う
細い針を消毒し、虫眼鏡等で見ながらトゲの周りの角質を削っていき、とげの端が皮膚から突き出したらつまんで抜くという方法です。
とげが皮膚の中に完全に埋まっていて見えない時に使える方法ですが、自分でやるのはちょっと怖いですね。
テープで剥がす
粘着力の高いテープをトゲが刺さった部分に張り、ゆっくり剥がすことでトゲを抜くこともできます。
ただし、深く刺さったトゲには効果は薄いです。
このように、いくつかトゲを抜く方法はありますが結局のところ五円玉を使った方法の方が手っ取り早いのでは?と僕は思います。
専門の器具や便利アイテムも存在する
指や手に刺さったトゲを抜く専門の道具や便利なアイテムも売っています。
トゲ抜きとルーペが一体となった便利アイテム
シンプルで使いやすい先曲がりピンセット
トゲ抜きでこの値段はけして安くはないかもしれませんが、いざというときにあると便利ですね。
棘を放置するとそのうち心臓に刺さるってほんと?
小さい頃、刺さったトゲを放置しておくと血管を巡り巡って最終的に心臓に刺さり死んでしまう。という恐ろしい教えを聞いたことありませんか?
もちろん、これは医学的にはまったく根拠のない話です。
幼少期は信じていたよ…(泣)
この話はトゲを放置して細菌感染しないように戒めとして昔の人が作ったという説があります。
というのも、古い木材の破片や汚れた場所にあったものが刺さって細菌感染してしまうと、腫れる・痛みがひどくなる・膿が出る等の症状が出る可能性があります。
基本的にとげは、人間の治癒力で自然に表面に出てきます。
ですが、こう言う危険もある為たかがトゲだと馬鹿にはできないのです。
まとめ:手や指のとげは早めの処理を!
手や指にとげが刺さった場合の対処法について話しました。
- とげは五円玉を使うと抜きやすい
- 暖めて皮膚を柔らかくするとより抜けやすい
- その他にも方法はいくつかある
- とげを抜く専用の道具も売っている
- 放置すると細菌感染を起こす可能性がある
とげが刺さった場合はできるだけ早めに抜きましょう。