誰しもが人生で一度は乗ったことがあるであろう車。
年をとるにつれ、「乗る立場」から「運転する立場」に変わった方も多くおられるのではないでしょうか。
自動車は時間を問わず色んなところへ行くことができる便利な反面、命の危険と隣り合わせの乗り物でもあります。
例えば、運転中に眠くなってしまったということは、車を運転している人なら誰にでも経験のあることだと思います。
事故を起こしてしまっては楽しいドライブが恐怖に変わってしまいます。
そこで今回は、大切なご自身や家族を守るため、また他のドライバーの方に迷惑をかけないために、車の運転中に眠くなってしまったときの対策4つを紹介していきます。
運転中の睡魔対策
運転中に眠くなってしまったときの対策は以下の4点。
- 運転前はしっかり睡眠を取る
- 目薬を使用する
- 眼鏡をかける
- 仮眠を取る
ひとつずつ説明します。
運転する前はしっかり睡眠をとる
当たり前のことですが、とても大事なことです。
筆者は車を運転して10年ほど経つのですが、車に乗り始めて数か月のうちに追突事故を起こしました。
あれは社会人になって1年目、初めて迎えるゴールデンウィークの時です。
社会人になってから初めてのゴールデンウィークは日々のストレス発散に!と毎日車を運転して遠出をしており、朝早くに出て夜遅くに帰宅を繰り返し寝不足の日々でした。
その結果、ぼーっとしてしまい、家を出てすぐに前を走っていた車に追突事故を起こしてしまいました。
幸い自分も相手もケガはなかったのですが、やはり運転する前には、しっかりとした睡眠をとることが大切だということを痛感しました。(その年の残りのゴールデンウィークは事故の対応をしたり相手の方に迷惑をかけてしまったことを悔やんだりとすごく落ち込んだのを覚えています。泣)
それ以来、長時間運転をする前の日には早めに寝ることを心がけています。
睡眠不足だと運転中に眠くなるのは当然のことなので遠出の予定があるのなら前日はしっかりと睡眠を取るようにしましょう。
目薬を使用する
事故の経験から、睡眠をしっかりとした睡眠を心がけることはもちろん、眠気覚ましのアイテムとして目薬を常備するようにしています。
ポイントはクール系の清涼感のある目薬を使うことです。
個人的なおすすめは、NewマイティアCLアイスクラッシュ。
筆者はコンタクトをしているのですが、コンタクト越しでもすごく刺激があり目が冴えます。
長時間運転していると、眠気を感じることに加えて、目が乾燥するなんてこともありますよね。
目薬はどちらの場合にも有効です。
薬局で安く買えてコンパクトなので持ち歩く鞄すべてにこの目薬が入っているほど愛用しています。
裸眼の方は、「最強クール」は刺激が強すぎるので、「クール」で十分かもしれません。
また、目薬を使用する際には停車できるところに止まってから使用してくださいね。
眼鏡をかける
これは、コンタクトをしている人に限りですが、コンタクトで運転するときと、眼鏡で運転するときでの目への負担はだいぶ違うように感じます。
目が乾燥しにくくなり疲れない為、眠くなりにくくなるので目薬を使用する必要もありません。
とはいえ女性ならお化粧をしているから最初からコンタクトを付けて、ばっちりメイクで目的地に向かいたい!という思いがあるかもしれません。
そんな時は眼鏡をかけてノーメイクで早めに出発し、目的地に到着してからメイクをするという手もあります。
最近の車はサンバイザー(運転席と助手席上にある日よけのボード)に鏡がついているものが多いですし、運転の緊張感から解放されて落ち着いてコンタクトをし、メイクをすることができます。
メイク後すぐに友だちや恋人に会うので化粧の乗りもばっちりですよ。
時間に余裕をもって行動するのが得意な方はぜひお試しください。
眠い時には無理せず仮眠を取る。
目薬や眼鏡などの対策を紹介しましたが、それはあくまでも応急的な対策。
可能であれば運転中に「眠い」と感じたら、少しでもいいので休んでください。
最近では、数時間休まずに運転を続けていると、ナビが「ちょっと休憩しませんか?」などと指摘してくれるのでそれを基準にして休むのもいいかもしれません。
無理して運転を続けることで注意散漫になり事故につながりやすくなります。
約束の時間に間に合わないことよりもあなたが疲れて居眠り運転を起こしてしまっては本末転倒です。
眠いと感じたのなら駐車可能な場所で休憩をしましょう。
10分仮眠をとるだけでも随分とスッキリをしますよ。
遠出の際には仮眠することを見越して、車にアイマスクやブランケット、ネックピローを積んでおくと安心です。
仮眠をとる際には防犯のために車のカギをかけること忘れないでくださいね。
まとめ
運転中に眠くなってしまった場合の対策を紹介しました。
- 運転する前にはしっかりとした睡眠を取る
- 目薬を常備する
- コンタクトレンズではなく眼鏡をかけて運転する
- 眠い時には無理せず仮眠を取る
運転中に眠くなってしまうことは誰にでもあることです。眠い中無理をして運転し続け、事故を起こしてしまってからでは遅いです。
最近では自動運転機能が標準装備になっている車も増えてきましたが、運転手が運転の責任をとるということは変わりません。
より安全に運転するために、どんな工夫ができるかを今一度考え、これから先事故のない楽しいドライバー生活が送れることを願っています。